McLarenのマシンは、幸福感を得られる場所です。なぜなら、インテリアデザインに採用されているすべてのパーツが、コックピットという舞台の主役、すなわちドライバーのみを考慮して作り込まれているからです。ドライバー中心の設計にこだわる背景には、世界一高揚感が得られるドライビング体験を創造するという、マクラーレンの存在意義であり本来の目的があります。

マクラーレンのカラー＆マテリアルデザイナーは、インスピレーションを得るために建築、心臓病学、競泳用水着などの分野での経験をはじめ、アート、カルチャー、産業分野の最新のトレンドなど、あらゆるものに目を向けています。皮肉なことに、彼らが一番インスピレーションを得られないのは、自分たちが属している自動車デザインの分野なのです。なぜなら、すでに存在するものを超える未知のデザインに目を向けようとしなければ、新境地を開拓することはできないからです。」